コンサル転職前のSIer時代、感じていたことを全部書く

SIer時代に感じていた焦りや不安を振り返るビジネスパーソン コンサル転職前のリアル

「SIer コンサル 転職」で検索すると、選考対策や年収の違いを解説する記事は数多く見つかります。ただ、転職を決意する前の段階、SIer(システムエンジニア)として働きながら実際に何を感じていたかを掘り下げた記事は、探した限りではあまり多くありませんでした。

転職エージェント系のコラムは、SIer時代の悩みを「モヤモヤ」「危機感」のひと言で片付け、すぐに転職成功のストーリーへ移ってしまうことが多いです。noteなどの個人ブログには「転職を決めた瞬間」を綴った記事もありますが、そこに至るまでの日々の細かい焦りや不安の中身にまで踏み込んだものは、あまり見つかりませんでした。

この記事では、SIerからITコンサルへ転職した私が、転職を決意する前のSIer時代に感じていたことを、思い出せる限り全部書いていきます。「なんとなくモヤモヤしていた」で終わらせず、具体的にどんな場面でどう感じていたかまで踏み込んで振り返ることを意識しました。

若手時代の技術キャッチアップの焦りから、成長できているか分からない不安、キャリアアップの中で見えてきた景色まで、時系列に沿って振り返っていきます。それぞれもっと詳しく知りたいテーマがあれば、リンク先の個別記事もあわせて読んでみてください。

この記事でわかること

  • コンサル転職前に、SIer時代に感じていた焦り・不安の全体像
  • 若手期の悩みと、その後のキャリアの選択肢
  • 悩み別に、詳しく書いた記事へ進むガイド

若手時代、技術に追いつけない焦りが一番大きかった

新卒でSIerに入社してから数年は、目の前の技術に追いつくことで精一杯でした。日々の学習不足そのものより、本番環境でトラブルが起きたときの障害対応の場面で、自分の知識・経験の不足を一番強く痛感しました。

限られた時間の中で原因を特定し対処しなければならない緊張感は、平常時の勉強不足とはまったく違う種類のプレッシャーでした。特効薬はなく、自分でログや仕様書を読み込む地道な勉強を積み重ねるしかありませんでした。

この時期に何が一番きつかったか、どう乗り越えたかは障害対応で技術力のなさを痛感した、SIer1〜3年目が辛かった理由と乗り越え方に書いています。

成長できているのか、実感が持てない時期が続いた

技術キャッチアップの波が落ち着いた後にやってきたのは、別の種類の不安でした。似たような業務の繰り返しの中で、自分が本当に成長できているのか、実感が持てなくなっていったのです。

「このままで大丈夫だろうか」という漠然とした不安は、明確な失敗があったわけではないからこそ、逆に厄介でした。誰かに相談しても「そんなものだよ」で終わってしまい、うまく言葉にできないまま抱え込んでいた時期でもあります。

この不安の正体をもう少し具体的に掘り下げた内容は「このままで大丈夫か」と思っていた|SIer若手時代、成長できているか分からなかった不安の正体にまとめています。

自社の都合を優先せざるを得ない、受託開発への違和感

技術キャッチアップの焦りや成長実感のなさとは別に、SIerというビジネスモデルそのものに対する違和感も、当時からうっすらと抱えていました。SIerは受託開発という立場上、どうしても自社の利益・自社の得意な技術を優先した提案になりがちだったからです。

「本当に顧客の要望・悩みに寄り添った提案・支援ができているのか」という問いに、自分の中ではっきり答えられないまま、日々の案件をこなしていた感覚がありました。その頃は、この違和感が具体的に何を意味するのか、うまく言語化できていませんでした。

この違和感の正体は、後にコンサルへ転職してから振り返ることで、より輪郭がはっきりしてきました。その本質的な部分は「詳細を詰める仕事」から「方向性を決める仕事」へ|SIerとコンサルの本質的な視座の違いで触れています。

SEからPMへ、キャリアアップの中で見えてきたもの

年次を重ねる中で、SE(システムエンジニア)からPMへとキャリアアップする機会がありました。管理する側に回ったことで、それまで見えていなかった景色が一気に増えました。

ただ、それは単純な「ステップアップできた喜び」だけではありませんでした。PMになって初めて実感した仕事の中身の変化は、後から振り返るとコンサルへの転職を考え始める伏線の一つにもなっていました。

詳しくはSEからPMになった日、仕事の中身が一変した|SIerでのキャリアアップで直面したリアルに書いています。

「技術キャッチアップに疲れた」ときに初めて考えたキャリアの選択肢

技術キャッチアップの負荷、成長実感の乏しさ、PMとしての新しい負荷。これらが積み重なった結果、「このまま同じ場所で働き続けていいのか」という問いを、初めて自分に向けるようになりました。

この時点では、まだコンサルへの転職を具体的に決意していたわけではありません。あくまで「疲れた」という感覚から、初めて別の選択肢を検討し始めた段階でした。

当時実際に考えた選択肢は「もう限界かも」と思った日|SIerの技術キャッチアップに疲れたら考えたいキャリアの選択肢に書いています。

その先に見えていた景色、コンサル1年目という現実

実際にコンサルへ転職してからの1日は、SIer時代に想像していたものとはかなり違っていました。案件によって進め方がまったく異なり、良くも悪くも「決まった1日」というものがありませんでした。

SIer時代に感じていた焦りや不安が、転職後にどう形を変えていったのか。その一端はコンサル1年目の1日のスケジュールに「型」なんてなかった話に書いています。

【ガイド】悩み別・詳しく読める記事

SIer時代の悩みは、年次によっても変わります。今の状況に近い記事から読んでください。

若手時代の焦り・不安

キャリアの分かれ道

その先の現実

ここに載せきれなかった記事はコンサル転職前のリアルカテゴリの一覧から読めます。

SIer時代の焦りや不安は、無駄ではなかった

こうして振り返ると、転職を決意する前のSIer時代には、技術キャッチアップの焦り、成長実感のなさ、キャリアアップの中での戸惑いと、いくつもの感情が積み重なっていたのだと分かります。どれも当時は「早く抜け出したい」としか思えませんでしたが、後から見ると、転職を考えるための土台になっていました。

転職後に実際にどんなギャップを味わったかはSIerからITコンサルへ転職して味わった入社後ギャップ、感じたことを全部書くに、経験の活かし方や選考対策を含めた全体像はSIer(システムエンジニア)からITコンサルへ転職した私が、経験の活かし方・選考対策・年収相場をすべて書くにまとめてありますので、気になるテーマから読んでみてください。

もし今、SIer(システムエンジニア)として同じような焦りや不安を感じていて、技術以外の分野も含めて視野を広げてみたいと思っているなら、オンライン講座で気になる分野を学んでみるのも一つの選択肢だと思います。

当時の自分にとって、こうした一つひとつの感情に名前をつけて振り返れる機会はありませんでした。同じような焦りを今抱えている方に、少しでも参考になればと思います。

タクマ

SIer(システムインテグレーター)でSE・プロジェクトマネージャーを経験したのち、IT/業務系コンサルティングファームへ転職。業界横断のプロジェクトに携わりながら、転職の実体験や入社後のギャップを発信しています。プライバシー保護のため、所属企業名・案件名など特定につながる情報は伏せています。

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